昭和法人会からのお知らせ

　女性部会では、毎年恒例となった社会貢献事業「講演会」と「演奏会」を１０月２６日（火）、メルパルク名古屋にて約１６０名の観客を集め、コロナ感染防止対策を施した上で実施いたしました。
第一部の講演会では、高野山奥之院で奉職され、現在奈良県影現寺の住職深水弘裕氏をお迎えして仏教落語「やさしさの波紋」と題してご講演いただきました。高野山奥之院での奉職中の体験や管長に嘘をついて無断で落語コンテストに参加し、最終審査まで勝ち残りました。実はその最終審査が実はTV中継されていて管長にばれていた話があり嘘をついた事への罪悪感正直に話すことの大事さを問われた。
引き続いて落語を一席披露され会場は笑いに包まれました。また経験談として高野山へ若い女性がうつろい顔で訪ねて来られご本尊にお参りされたらどうですかと声を掛け、お参りしていただき、よくよく事情を伺うと、お子さんが生後間もなく亡くなりこの子は零歳という事で「この世に生きた証が何も無いと」嘆いていらしゃったそうです。それで仏の教え（仏教）ではこの子は1歳と数えるのだよちゃんと1歳という生きた証があるとお話した所、お母さんの胸の痞えが取れて、晴れ晴れと帰って行かれたそうです。最後に高野山奥之院で毎日唱えられている2つの声明をご披露いただき、会場はとても清らかな雰囲気の講演会となりました。
　第二部のプレミアムコンサートでは、「Re-creation　甚目裕夫と新しい仲間達」と題し、恒例、甚目裕夫氏の演出により、歌手 蛭牟田実里さん始め若手音楽家たちにより、どこかで耳にした事のあるシャンソンから昭和歌謡にわたり心にしみる歌に触れ楽しいひと時を過ごすことが出来ました。