昭和法人会からのお知らせ
2023.08.26
「第12回支部合同狂言鑑賞会」を開催しました
本年で12回目となる恒例の「和泉流野村派野村又三郎一門」による狂言鑑賞会を、汐路・田光・津賀田・瑞穂ヶ丘・萩山・円上・北山・川名駒方の8支部が合同で、地域社会貢献事業として企画し、「名古屋能楽堂」にて開催されました。参加者は、主催支部をはじめ主催支部以外の支部からや一般の方も多く来場し、総勢219名が集まる盛況ぶりでした。
冒頭に主催支部を代表して汐路支部の鈴木支部長の開会の挨拶に続き、十四世野村又三郎氏から狂言の由来や本年の演目についてお話しいただきました。
狂言「鈍太郎」は、3年振りに帰京した鈍太郎が妻や馴染みの女性に帰国を信じてもらえず、悲観して出家・行脚を決意するという中世の夫婦の在り方を切り取った作品でした。また、狂言「二人大名」は、戦国時代の戦々恐々とした下剋上を扱っていますが、狂言ならではの笑いに仕立てた作品でした。いずれの作品も味わいのある狂言で、日本の伝統芸能を十二分に楽しむことができました。
この鑑賞会は、地域貢献活動として毎年開催していますが、毎年この開催を楽しみにされている方も多く、夏休み恒例行事となっています。
狂言「鈍太郎」の一場面
狂言「二人大名」の一場面