昭和法人会からのお知らせ

昭和法人会では、昨今中小企業を中心に話題となっている「事業承継」に関するセミナーを、当会では初めて12月4日（水）に中小企業振興会館会議室にて開催しました。
中小企業経営者の高齢化が進む中で、日本経済を底辺から支えてきた中小企業の円滑な世代交代を通じた生産性の維持向上は、日本経済にとっても喫緊の課題となっています。特に、後継者の育成問題とともに自社株式や事業用資産を後継者が取得する際の贈与税や相続税の税負担がこれまで大きな課題となっていました。
このような中、平成30年度税制改正において、これまであった「事業承継税制」が拡充され「その特例」が創設されました。今回、この特例事業承継税制を含めた税制面のほか経営の承継という幅広い観点からとらえた「よくわかる事業承継セミナー」を開催した結果29名の方々が参加されました。
講師には、税理士・中小企業診断士であり事業承継にも精通されている石黒晃氏にお願いし、参考資料をもとにわかりやすく事業承継のポイントや問題点、メリット・デメリットなどを解説いただきました。
参加者は、それぞれの会社の事情により後継者育成や節税策、その他取扱いも異なることから、顧問税理士等を上手に活用した事業承継策の必要性を再認識した講座となりました。